メンバーズ39は、毎回事前の課題によって選考された 39名の方を対象に行っております。これまでの選にもれた方はぜひ、次回別の課題への挑戦を期待しております。

以下にひのきが感動したメンバーのエピソードをご紹介しておきます。
(※課題の模範解答という意味ではありません。)

■「愛燦燦」(美空ひばり)  
Hさん(東京)

 〜父が亡くなったのは 6年前の 6月、77歳の誕生日を迎えて 4日後のことでした。この年の正月、心筋梗塞で倒れ、6ヶ月の入院生活の後、肺炎を併発して静かに息を引き取りました。

 病院の霊安室で葬儀社の車を待っている間、母と兄、そして私の3人で病室の整理をしていたとき、兄がカセットテープを見つけました。それが美空ひばりの「愛燦燦」だったのです。

 3人とも首を傾げました。誰もテープの存在を知らなかったからです。見舞いに訪れた人が置いていったのだろうか? しかし、それは考えられないことでした。ほとんど音楽に関心を抱いたことのない父でした。元気だった頃、テレビの音楽番組といえば唯一、紅白歌合戦を観るぐらいだったでしょう。そんな父にカセットテープを、しかも美空ひばりの曲を持ってくるわけがありません。もちろん父が自分で購入したとは、もっと考えにくいことでした。

 結局、そのテープの持ち主がわかったのは葬儀が終わり、母と一緒に病院へ挨拶に行ったときでした。送り主は同室の、年齢は父より2つ下の患者さんでした。
 「私がこのテープを聴いていたとき、お父さん、ちょっと自分にも聴かせてくれないかと言ってね。多分、歌詞が耳に入っていたんだろうね。で、気になってたんじゃないかな。何度も何度も聴いていたよ」

 いくつもの事業に失敗し、その生き方は決して上手いほうではなかったでしょう。いや、下手だったと断言できるほどの人生でした。そんな父が病床で聴いていた曲が 「愛燦燦」でした。


わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
思いどおりにならない夢を 失くしたりして
人はかよわい かよわいものですね


 父はどんな思いでこの曲を聴いていたのだろう。
 七回忌も終わり、そろそろお盆です。今年こそ、戻ってきた父に訊いてみようかと思っています〜

 

【第1回目 Members39募集要項 ※過去の実施例】 
募集
応募者には選考のための詞を提出していただきその中からメンバーを厳選いたします。
※第1回目は members39発足を記念し 39名の募集でした。
選考方法 選考の上課題を見事にクリアされたメンバーのみが会員となれます。決定後、会員の方は毎月作品1編をメールにて送り、日時の調整をしながらひのきしんじが電話とメールであなたの詞を修正から完成するまで,直接アドバイス致します。
有意義な意見交換を期待しております。
期間 6ヶ月間・1ヶ月 1編の詞の提出(メールにて)
参加費用 3万円(5,000円×6ヶ月)